院長 学会参加報告 2

『第57回 睡眠呼吸障害研究会』

2020年.2月15日(土)

東京、品川インターシティホールにて行われた研究会に参加してきました。

睡眠専門医のみならず、耳鼻科、呼吸器科、精神科、歯科などの多岐にわたる先生方が集まって、睡眠について発表のある学会です。日本睡眠学会という大きな学会もありますが、小規模ながら熱いディスカッションが繰り広げられる学会です。

世話人代表の千葉大学の呼吸器科の教授が、新型コロナを懸念しておりましたが、熱いディスカッションがみられました。

特別講演は、睡眠の世界的大家の筑波大学、柳沢教授の話しが秀逸でした。眠気と睡眠と覚醒のメカニズムは、奥がふかく謎の多いまだまだ不明なことが多い分野です。睡眠時無呼吸症など歯科的かかわりの重要性が近代世界的にクローズアップされてきてますが、なかなか歯科の専門家の育成が進んでいないのが現状です。

院長 学会参加報告

『デイモンシステムとインシグニアの統合的アプローチによるⅡ級症例治療』

Drフィリィプ・ヴァン・スティーンバーグ(ベルギー、シレーヌ)による矯正歯科治療に関するセミナーが、東京品川プリンスホテルで1月23日(木)に開催され参加してきました。

当院でも使用しているデイモンシステムのブラケット(歯に接着する矯正装置)をデジタルテクノロジーを利用し、スキャナーで歯あるいは歯の模型をスキャニングし、そのテジタルデータを米国に送り、分析、その装置に合わせたアーチワイヤー(ブラケットに装着するワイヤーのこと)を用いることでさらに正確な歯の配列を可能にするということです。ただ、まだ未解決なこともありますが、将来はこの流れが主流になると考えられる講演でした。

講演で面白かったのが普通、講演会は写真撮影は禁止なのですが、講師がOKということで、スライド毎にスマホなどの写真撮影がうるさいほどでした。

内容をよく聞くことが先かと思うのですが…。